脳科学者の中野信子さん。Amazonレビュー。何でこんなに評価分かれるんだろう?
ども。月に2、3冊しか本を読まない、小読書家のこうぱろうです。
最近、ちょっと時間あったから本屋でザーッと立ち読みして興味深かった本があります。
脳科学者の中野信子さんのこの本。
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中野信子さんって、フジテレビの「ホンマでっか!?」に出てくる脳科学者。
テレビでコメント聞いていて、ユニークな発想持っている人だなーとは思ってました。
「そういやー。中野さんの本って読んだことなかったなー」と手にとって目次や紹介文を見てみたら、ありゃりゃ、こりゃー敵を作りそうな方ですわい(笑)
でも内容は面白い。中野さんやっぱりユニークな発想の持ち主だぁ。ちょっとだけ紹介します。
本の紹介文より
「いじめ」を脳科学する。
「子どものいじめ撲滅」に向けて、大人たちが尽力している一方で、大人社会でも「パワハラ」「セクハラ」などの事件が後を絶ちません。しかし、「脳科学的に見て、いじめは本来人間に備わった“機能”による行為ゆえ、なくすことはできない」と、著者である脳科学者・中野信子氏は言います。ならば、いじめに対するアプローチ法を変えて、その回避策を考えていくことが、良好な人間関係を維持するためには得策です。本書では、子どもの仲間はずれやシカト、大人のパワハラ・セクハラなど、世代を問わない「いじめ」に関して、その回避策を脳科学の観点から説いていきます。
と、「いじめ」が人類が獲得してきた”機能”という観点で語ってます。
で、この本のAmazonのレビューがこんな感じ
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2019.12.08執筆時点
星5つ 30個
星4つ 13個
星3つ 6個
星2つ 6個
星1つ 9個
この本の詳しい内容は他のサイトや書籍を見てほしいのだけど、個人的には心理学やいじめに関わる脳内物質(セロトニン、オキシトシン、ドーパミン)などの事が書かれていて面白い内容だった。
僕と同じように、わりと高評価の人たちは、「いじめ」と「脳科学」のようなところを冷静に受け止めて読んでいるみたいだった。
でも、低評価だった方のレビューを見てみると、「いじめが人類が獲得してきた機能」といったように、いじめを肯定的にうけとめるような考え方に賛同できないようだった。
たしかに、過去や現在で「いじめられた」という経験が全く無いような人であれば、中野さんの本を冷静に見ることができるかもしれないけど、もし自分や自分の子どもが「いじめ」にあっていたら冷静さは保てないかもね...
ところで、この本の内容や評価の賛否は良いとして中野信子さんって沢山本を出しているけど、レビューがスパーっと割れるところが面白い。
この本とかも、タイトルが煽ってるし
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サブタイトルすごいな。
「努力したら負け」(笑)
こんなテーマを書いちゃったら、「努力はきっと報われるよ」とか「頑張ったら必ず成功するから」とかって主張する学校の先生とかはブチ切れそうだね(笑)
なんかよくわからないけど、ブルーハーツの「情熱の薔薇」の歌詞
永遠なのか 本当か
ときの流れは 続くのか
いつまで経っても変わらないそんな物あるだろうか
見てきた物や聞いた事 いままで覚えた全部
でたらめだったら面白い
そんな気持ちわかるでしょう
って歌詞を思い出した。
中野先生の本って
「いじめは良くない」 ←いじめは人類が獲得してきた機能だからしょうがない
「努力不要論」 ←努力より夢中で取り組める遊びが大事
みたいな、今までは常識だったり、大切な価値観としてとらえられたことにパンキッシュに切り込んでる感じで面白いね。
また他の本も読んでみよーっと。